1: :2013/07/11(木) 00:56:43.85 ID:
【【話題】不仲? 仲良し? 宮崎駿と庵野秀明の“微妙な関係”】の続きを読む
宮崎駿監督の最新作『風立ちぬ』が、ついに今月20日に公開される。前作『崖の上のポニョ』から
約5年振りの新作ということもあり、注目度は抜群。さらに主人公の声をアニメーション監督の
庵野秀明が務めていることも大きな話題となっている。
庵野といえば、宮崎の『風の谷のナウシカ』で巨神兵のシーンを担当したことは有名な話。
だが、これまで折に触れて互いの作品を批判する発言を行ってきたこともあり、アニメファンの
あいだでは「じつは仲が悪いのでは?」と噂されてきたことも。
先日の『風立ちぬ』完成報告会見でも、年上で大先輩の宮崎に対して
「72を超えてようやく20歳過ぎの映画がつくれた」「宮さん大人になったなと。地に足が着いた
映画ですよ」と庵野が“上から目線”で評するなど、その関係性はフシギなものだった。
そこで今回は、『風立ちぬ』が100倍面白くなる(!?)宮崎・庵野両氏の関係を、
過去の発言から探ってみたいと思う。
まずは、ふたりの出会いとなる『風の谷のナウシカ』制作時のエピソードから。
1997年3月発行の『庵野秀明 パラノ・エヴァンゲリオン』(竹熊健太郎/太田出版)に掲載された
ロングインタビューによれば、庵野は「就職活動」として『ナウシカ』のアニメーター募集に応募し、
宮崎に直接面接を受けることになったそう。庵野が持参した自主制作アニメのビデオと原画を
見た宮崎は、庵野を採用。しかし、後に現場で「人間、あまり得意じゃないね」「人間ヘタだね」
とダメ出しをくらい続け、ついには「この未熟者め!」と言われたという。
また、宮崎に修正された箇所が“ダサくなってる”ときには「勝手に動画から自分で
描き直していたりしました」と庵野。「ド新人のくせに超ナマイキでしたね(笑)」と振り返っているが、
この態度がよかったようで「逆に親しくしてもらいました」と語っている。
『パラノ・エヴァンゲリオン』で庵野は、宮崎のことを「僕の第二の師匠です」と名言している。
だが、この本の上巻にあたる『スキゾ・エヴァンゲリオン』(大泉実成/太田出版)では
一転したように、
「宮崎さんは…昔はよかったんですけれどね(笑)」
「一般向けのつまらない日本映画の仲間入りをしてしまいましたね。僕はもう物足りなさしか
残らないですけれど。『トトロ』は良かったですけれど、そのあとはつまらなくなった」
「僕の感覚だと、(宮崎は)パンツを脱いでいないんですよ」
「『もののけ姫』では期待している。いくら小さいとはいえ、やっぱりチンチンを立ててもらわないと」
と、徹底的に作品を批判。
ジブリの後継者問題にも触れ、「ジブリじゃ育ちません。育つ環境じゃないですから」
「僕を欲しいでしょうね。宮さんは(笑)」と新人時代から変わらない(?)ナマイキっぷりを発揮している。
もちろん、宮崎も負けてはいない。同年7月、ふたりの因縁を具現化するように『もののけ姫』と
『THE END OF EVANGELION』が同時期に公開されるのだが、雑誌のインタビュー
(後に書籍『風の帰る場所―ナウシカから千尋までの軌跡』(宮崎 駿/ロッキング・オン)として発売)
で宮崎は「(テレビ版エヴァは)三分と観られないですね。観るに堪えないですね」と痛烈批判。
さらに、同年に行われたふたりの対談(『宮崎駿と庵野秀明』(徳間書店)に収録)では、
「庵野の最大の取り柄は、正直に作ることだと思うんだよね」
「『エヴァンゲリオン』みたいな正直な映画を作って、何もないことを証明してしまったというぐらいにね」
と、褒めているようで褒めていない一言で目の前の庵野を追撃。
さすがは世界のハヤオミヤザキ、容赦なしだ。
(
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130710-00002462-davinci-ent
約5年振りの新作ということもあり、注目度は抜群。さらに主人公の声をアニメーション監督の
庵野秀明が務めていることも大きな話題となっている。
庵野といえば、宮崎の『風の谷のナウシカ』で巨神兵のシーンを担当したことは有名な話。
だが、これまで折に触れて互いの作品を批判する発言を行ってきたこともあり、アニメファンの
あいだでは「じつは仲が悪いのでは?」と噂されてきたことも。
先日の『風立ちぬ』完成報告会見でも、年上で大先輩の宮崎に対して
「72を超えてようやく20歳過ぎの映画がつくれた」「宮さん大人になったなと。地に足が着いた
映画ですよ」と庵野が“上から目線”で評するなど、その関係性はフシギなものだった。
そこで今回は、『風立ちぬ』が100倍面白くなる(!?)宮崎・庵野両氏の関係を、
過去の発言から探ってみたいと思う。
まずは、ふたりの出会いとなる『風の谷のナウシカ』制作時のエピソードから。
1997年3月発行の『庵野秀明 パラノ・エヴァンゲリオン』(竹熊健太郎/太田出版)に掲載された
ロングインタビューによれば、庵野は「就職活動」として『ナウシカ』のアニメーター募集に応募し、
宮崎に直接面接を受けることになったそう。庵野が持参した自主制作アニメのビデオと原画を
見た宮崎は、庵野を採用。しかし、後に現場で「人間、あまり得意じゃないね」「人間ヘタだね」
とダメ出しをくらい続け、ついには「この未熟者め!」と言われたという。
また、宮崎に修正された箇所が“ダサくなってる”ときには「勝手に動画から自分で
描き直していたりしました」と庵野。「ド新人のくせに超ナマイキでしたね(笑)」と振り返っているが、
この態度がよかったようで「逆に親しくしてもらいました」と語っている。
『パラノ・エヴァンゲリオン』で庵野は、宮崎のことを「僕の第二の師匠です」と名言している。
だが、この本の上巻にあたる『スキゾ・エヴァンゲリオン』(大泉実成/太田出版)では
一転したように、
「宮崎さんは…昔はよかったんですけれどね(笑)」
「一般向けのつまらない日本映画の仲間入りをしてしまいましたね。僕はもう物足りなさしか
残らないですけれど。『トトロ』は良かったですけれど、そのあとはつまらなくなった」
「僕の感覚だと、(宮崎は)パンツを脱いでいないんですよ」
「『もののけ姫』では期待している。いくら小さいとはいえ、やっぱりチンチンを立ててもらわないと」
と、徹底的に作品を批判。
ジブリの後継者問題にも触れ、「ジブリじゃ育ちません。育つ環境じゃないですから」
「僕を欲しいでしょうね。宮さんは(笑)」と新人時代から変わらない(?)ナマイキっぷりを発揮している。
もちろん、宮崎も負けてはいない。同年7月、ふたりの因縁を具現化するように『もののけ姫』と
『THE END OF EVANGELION』が同時期に公開されるのだが、雑誌のインタビュー
(後に書籍『風の帰る場所―ナウシカから千尋までの軌跡』(宮崎 駿/ロッキング・オン)として発売)
で宮崎は「(テレビ版エヴァは)三分と観られないですね。観るに堪えないですね」と痛烈批判。
さらに、同年に行われたふたりの対談(『宮崎駿と庵野秀明』(徳間書店)に収録)では、
「庵野の最大の取り柄は、正直に作ることだと思うんだよね」
「『エヴァンゲリオン』みたいな正直な映画を作って、何もないことを証明してしまったというぐらいにね」
と、褒めているようで褒めていない一言で目の前の庵野を追撃。
さすがは世界のハヤオミヤザキ、容赦なしだ。
(
>>2
へつづく) http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130710-00002462-davinci-ent